2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧
中央の円は、左と右のどちらが大きいでしょうか? デルブーフ錯視の解説 2つの円の大きさは同じです。 多くの人にとって小さな円で囲まれた左の円の方が大きく感じられます。 これは、注目する円の大きさを周りの図形の大きさと比較して判断するためだと考え…
中央の円は、左と右のどちらが大きいでしょうか? エビングハウス錯視・ティチェナー錯視の解説 2つの円の大きさは同じです。 多くの人にとって、小さな円で囲まれた左の円の方が大きく感じられるでしょう。これは、中央の円の大きさを周りの円と比較しなが…
2本の水平な線は、上と下のどちらが長いでしょうか? ミュラー-リヤー錯視の解説 長さは同じです。 水平線の両端に、斜めの矢羽の線が描かれていますが、外向きの矢羽を加えたほうが、内向きの矢羽を加えたものより長く見えます。この現象は、ミュラー-リヤ…
ろうそくが丸い円の中央に見えている図が2つあります。 どちらの円が明るいでしょうか? マッハの帯の解説 両方の円の明るさは同じです。 左の円の周りを特に明るく描いているわけではありません。しかし、そこだけ眩しく輝いているように見えます。 ポイン…
画面をゆっくり動かしてください。どのように見えますか? 画面をゆっくり動かしてください。どのように見えますか? オオウチ錯視の解説 中央が周りから遊離して上下左右に動いて見える。 オオウチ錯視とは、静止画なのに場所ごとに別の動きが見えてくるこ…
中央の白い点を見つめながら顔を近づけたり離したりしてください。どのように見えますか? 白と黒で縁取られた正方形が円状に並んでいます。それを直接見るのではなく、中央の白い点をみてみましょう。 ピンナの回転錯視の解説 回転運動が見えてきます。 中…
次の図形をじっと見つめてください。白い線の交差する部分に何かが見えてきますか? 不思議なヘルマン格子 次の図形をじっと見つめてください。白い線の交差する部分に何かが見えてきますか? ヘルマン格子の解説 白線の交差するところにグレーの点が見えて…
文字列は水平でしょうか?それともどちらかに傾いているでしょうか? 文字列は水平でしょうか?それともどちらかに傾いているでしょうか? 文字列傾斜錯視の解説 水平であり、傾いていません。 文字は水平に並んでいます。このことは、文字列を横から眺めて…
左右の隙間はどちらが広いでしょうか? 左右の隙間はどちらが広いでしょうか? シューマン錯視の解説 左右の隙間は同じ幅です。 隙間の幅は、右の方が広く見えるように感じます。 この錯視はシューマン錯視と呼ばれています。ピンク領域の幅が大きい方が、そ…
白い線で描かれているのはどんな図形でしょうか? 図形の頂点が三角形で隠されています。この三角形を取り除いた時に現れる図形を想像してください。 ジェルビーノ錯視クイズの解答 正六角形が描かれています。 白い線で描かれている正六角形ですが、正六角…
4つの赤い点を頂点とする図形はどのような形でしょうか? 4つの赤い点を頂点とする図形はどのような形でしょうか? 大きな白い丸が邪魔をして分かりにくいですが、赤点だけを無心で眺めてみてください。 重力レンズ錯視クイズの答え 4つの小さな赤い点を結ぶ…
様々な錯視や騙し絵を体験し、一緒に写真を撮ったりと、錯視や騙し絵を楽しめる、全国の美術館を見てみましょう。 那須とりっくあーとぴあ【栃木県那須町】 日本最大規模のトリックアートのテーマパークです。絵画の登場人物として写真を撮って楽しむことが…
絵画を始めとした美術作品には、錯視や騙し絵が見られるものが多数あります。 作者の技巧が組み込まれた作品は、見れば見るほど不思議に感じられるものばかりです。 エッシャーのおかしな絵 オランダで1898年に生まれた版画家マウリッツ・エッシャーの、1960…
東京ディズニーランドでの錯視の身近な例 遠近の錯視 回廊錯視 道路を狭く見せる錯視の身近な例 織物から研究が発展した錯視 シュヴルールの錯視研究 色の同化の身近な例 建物や道路など、暮らしている街の中で、実は錯視がたくさん使用されています。 錯視…
ネッカーの立方体 ルビンの壺 嫁と義母 様々な多義図形 多義図形とは、何かのものや人を表している絵なのに、見方によってそれとは別の絵が現れるというものを指します。 ネッカーの立方体 多義図形は、ひとつの絵が二種類以上の見え方をするものです。 古く…
そもそも色が見える仕組みとは? 色のスペクトル ニュートンの科学的な研究 ゲーテの考え 明暗の対比錯視 マッハの錯視 色の同化とは? 錯視の中には、脳が騙されることで、同じ色が違う色に見えるというものがあります。色の錯視とはそもそも、色が見えてこ…
視覚が科学的に研究されはじめたのは、19世紀の終わり頃になってからです。 現在知られている錯視の多くは、19世紀の終わり以降に発見されました。 脳が騙される錯視 ドイツの北部の都市、ハンブルク出身の物理学者であるポッゲンドルフは、1860年にポッゲン…
古代の錯視を利用した建物(パルテノン神殿と法隆寺) 錯視に関する研究の歴史 アリストテレスによる人間の五感の研究 ユークリッドの法則 「光学の父」アル=ハイサム 人間の目の仕組みを研究したケプラー 体と心を区別するデカルト 盲点の発見したエドム・…
錯視とは、「もの」を見たときにおこる錯覚のことです。錯視の研究は、さまざまな角度で進められています。近年では、錯視が脳の働きと関係していることが判明してきました。 錯視を知ることは、人間の脳の働きを知ることと関係しています。 錯視の歴史につ…