ピンナの回転錯視とは?

ピンナの回転錯視とは?

 

中央の白い点を見つめながら顔を近づけたり離したりしてください。どのように見えますか?

ピンナの回転錯視

白と黒で縁取られた正方形が円状に並んでいます。それを直接見るのではなく、中央の白い点をみてみましょう。


ピンナの回転錯視の解説

回転運動が見えてきます。

中央の白い点を見つめながら、画面に顔を近づけたり離したりすると、正方形の図形が円に沿って回転して見えます。 また、画面に顔を近づけるときと、画面から顔を話すときとでは、逆向きに回転します。

この錯視は、心理学者ピンナが発見したもので、ピンナの回転錯視と呼ばれています。

画面に顔を近づけると、網膜上では見つめている白い点を中心に図形が拡大します。逆に画面から顔を離すと、中心へ向かって縮小します。 物理的には、網膜像は拡大と縮小を繰り返すだけで、回転の要素はありません。